July 06, 2006
京都
その昔、アスデザインでレポートのコーナーというのをやっていた頃「京都
をトランジットモールにするべきだ」と書いた事がある。
トランジットモールとはヨーロッパなどで生まれた考え方だが、街全体を一
つのモールと考え、公共の乗り物のみが通る事のできる街の事をいういわば環
境保全・街の活性化を目指した考え方だ。
実際に実現している街もいくつかある。
今回はあえてトランジットモールの事を深くは書かないが、最近、ますます
その思いに駆られて仕方がない。
というのも仕事で「京都の伝統」にふれる機会が増え、そのよい部分、悪い
部分が少しだけ見え、京都全体を包括的かつグローバルな視点で、扱っていか
なければ、せっかくの千年の都も見る影のない街に変わっていっている様な気
がするのだ。
長い間、京都が都で居続けたという事は、歴史的な人物が集まった場所でも
ある。私は建築物をついつい見てしまうクセがあるので、京都の色んな寺社仏
閣から、祇園の家々や普通の家まで、見ていると千年のどの時期に作られたか
で、大きな違いを見てとる事が出来る。
しかも、歴史的な人物がいた街だけあって、他府県の建造物と比べた時も洗
練されたモノが多い。
京都に住む人達に言える悪い部分は、自分たちが京都という世界的に誇れる
街に住んでいるというプライドを持っていない人が多いという事だ。
京都を紹介するテレビ番組がやってるのを見ていると、大概、創業○年とい
うとにかく歴史の長さを出すだけで、その中身については触れていないものが
多いのも、悲しい事実だ。
歴史の長さが京都を作っているのではない。京都の歴史をしっかり感じ取っ
て、その歴史の重みに自負とプライドを持って、京都という街に接する事が重
要に思う。
創業18年のアスデザインの京都に対する思いは、歴史のあるどの企業にも負け
ない。・・・と思う。
July 6, 2006 07:45 PM