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京都新古都計画 -1-
レポーター:KAI
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外国人にとって、「黄金の国ジパング」のイメージは、京都の金閣寺からきていると言っても過言ではない・・・。
路面電車『トラム』。ヨーロッパにあるトラムは、どれもデザインがカッコいい。


  今回は私が住む京都について考えてみました。
  とにかく京都と言えば、「日本人なら一度は行ってみたい町」と思われるほど、歴史と情緒ある町として知られている様です。逆に住んでいる我々の方は、あまりそう思った事はありませんが・・・。京都人よりも、一度、京都を観光した人の方が、寺院とかに詳しかったりする事もしばしば。

  それはさておき、最近では東京や・大阪を始めとする全国の主要都市が、どんどんと近代化を図った町造りを展開する一方で、京都は「古いものを残しながら」という足かせの中、あまり現代にあった町造りが展開できません。
  それでなくとも、閉鎖的な土地柄を持つ京都が、この先、他の主要都市に比べ、どんどん取り残されていくのではないかと、よく思います。
  そこで私は、京都のための京都が京都であるゆえんの都市計画をすべきだと思いました。(なんか、どこぞの昔の大統領みたいないいまわしやなぁ。)

  そこで私は勝手に「京都新古都計画!」なるものを考えました。
  ここから先は、世界に誇るべく京都がこうなればいいなぁという、私の勝手な計画である事を、先に明記しておきます。

  テーマは「伝統を重んじることが、新しい京都を作る!」という一石二鳥的なもの。

  矛盾した発想だが、私の中にそれが少しイメージできたので、より深く考えてみたい。

  まずコンセプトとして、以下を挙げてみる。
   ・まず人に優しい町をめざす
   ・京都は日本一の観光都市である現状をふまえる
   ・より行ってみたいと思わせる都市造り
   ・クリーンな都市イメージ
   ・近隣の大阪・神戸とは確実に違う都市にすべし
   ・京都のイメージを変えるのではなく、より進化させる
   ・京都は細い路地ほど面白い(京都人(私)が思うに)

  このコンセプトを見ると、私はある諸外国の都市を思い浮かべた。
  それはイタリアのベネチア。とは言え、行ったことはないので、あまり大きな事は言えませんが、とにかく建物の全てが茶色に染まった屋根(かなり厳しい環境規制があるらしく、屋根色の統一はその一端 にすぎない・・・とのこと)。伝統の町でありながら風化していない都市造りは、京都も手本としたいところです。
  しかし、屋根の色を統一するだけでも、もはや京都では無理のある都市造り。そこで、より先進性の強い都市造りを思い浮かべました。業界の人は「ピピン」と来たかもしれませんが、その名も、

『トランジットモール』

です。「やはりそう来たか!」という反面、「初めて聞くなぁ」と思う人も多いでしょう。
  どういうモノか?簡単に言えば、『都市レベルの超巨大ショッピングモール』というのが近いイメージでしょう。欧米でいくらかの都市が実践されているのですが、とにかく『車が通れない(バスなどの交通機関は除く)商業都市』という、車社会の日本人には少し考えにくい発想で計画された都市計画なのです。
  フランスのストラスブールやドイツのカールスルーエなど、主に商業都市が実践していて、ほとんどの人が「歩き」か「公共交通機関」によって移動しています。

  では、「公共交通機関」があるかというと、都市によってまちまちですが、『トラム』とよばれる路面電車やバスが多い様です。私は、この『トランジットモール』の事を知れば知るほど、京都が『トランジットモール』に適した都市だと感じました。

  とにかくコンセプトにおいても、車の交通量が激減することで「クリーンな都市イメージ」や、日本では未だやった事のない形態の都市である事から「近隣の大阪・神戸とは確実に違う都市にすべし」はあっけなくクリアすることが出来ます。
  しかも古い町並みや建物が、少なくとも排気ガスによって汚れる事がない、歴史にも優しい都市造りなのです。また観光客にもモール内フリーパスなどを発行すれば、京都のどの観光スポットにも一律の値段で行け、集客性も高まるでしょう。
  京都にとってはまさに理想的な都市計画だなぁと思いました。

  さて、今回はこれくらいにして、次回ではさらに京都が『トランジットモール』に適している理由、また問題点は何なのか、という議題をレポートしていきたいと思います。

<つづく>