光 -light-
2008.12.18

先日、ある講演を聞きに行ったときのこと。
「照明」が題材のテーマだったのですが、
そこで、和紙を使ったデザインで有名な「堀木エリ子」氏が、
「なぜ人は間接照明が気持いいと感じるか、ご存じですか?」と
質問を投げかけ、その話を進めて講演していました。

それを聞いた私は、
「じゃあ、気持悪い間接照明ってないものか?」
と逆に考えてみることにしました。

しかし、これがなかなか見つからない。
それどころか「間接照明」はおろか、「普通の照明」あげくは、
「光」全てに至るまで、実は気持悪いものがないことに気づきました。

ただ、そこにある条件が加わると、状況が一変することにも思い至りました。

それは「光の置かれた状況」です。

例えば、昼間の太陽光なんかは、
冬の晴れた日差しを浴びて気持いいと感じるときもあれば、
夏の日差しを痛いと感じたりします。
もっと言えば、その太陽光を直視しようとすると、
とても正視できないほど眩しいですが、
夕日を見ればロマンすら感じてしまうくらい、
気持ちのいいものになります。

つまり、光単体で考えたときは、
気持ちの悪いものはないのですが、
それを感じる状況が、
気持ちのいいものか、悪いものかを決めているのだと思われます。

今回の写真は、その一つの例として、
挙げてみました。

同じ40W直管型の蛍光灯ですが、
光の色の違うものが隣合うだけで、
何となく気持悪いものになってしまうという例えです。
ちなみに手前が電球色、奥が白色です。

お店を作る上(お店に限りませんが・・・)で、
「光の置かれた状況」をいかに、考えてやるかが、
どれだけ重要であるかを、改めて感じることのできた面白い検証になりました。

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